もっと塩味を!林真理子
林真理子さんの小説がすきです。
わたしは女流作家ばかり、かつ女主人ばかり読むのですが(無意識)、この方の小説は登場人物がみんな濃ゆいw
オートクチュールにアクセサリー、バッグに靴、お料理、お酒…
作中に多く登場し、その描写は林真理子作品ならでは?!
きらびやかで、派手で、でも虚構的であったり…そんな時代や世界にたちまちトリップしてしまいます。
『もっと塩味を!』
はそういったバブリーできらびやかな小物も登場しますが、なによりフランス料理ががっっつり登場!
食べものだいすきなわたし、本当に楽しく読みました。濃ゆい男女関係もありますよw
わたしは女主人公の最後のさいごの一言が、本当にすごいと思いました。
どうしてこの一言を喋らせることができたのかな…最後で、もう一歩二歩ぐぐっと引き込まれました。
これが悲劇なのか?喜劇なのか?
食べることがすきで、ドラマチックな日常にちょっぴり憧れていたらぜひ読んでみてください。
(どうしてこのタイトルなのか誰か教えて!)